保育士資格取得のために

2021年8月21日

私は幼稚園教諭1級免許状を持っており、幼稚園園長を務めることができる資格があり、幼児教育と議員活動を継続しています。但し、大学に4年間通い幼児教育の勉強はしましたが、保育士資格取得の科目がなかったため、保育士免許がありません。今年の夏休みはコロナで例年の行事がほとんど中止で、特に土日が空いていたので、その時間を利用して保育士の資格を取ることにしたのです。

 

実は幼稚園教諭も免許更新をしなければならず、30時間の研修を受ける準備を進めていました。ところが新型コロナウイルスの影響で、大勢集まって受ける授業がなくなり、教材を取り寄せて自宅学習を行い、レポート作成や試験問題回答用紙を返送するという形式に変わったのです。7月中に幼稚園教諭免許更新の宿題をすべて終え、8月1日からは保育士取得勉強に切り替わりました。

 

こちらも教材と合わせて送られてくる問題用紙に回答を記入し、返送する作業でした。教材を読み込んでひたすら問題を解く作業で、こんなに机に向かって勉強するのは何十年ぶりだろう、頭の回転がついていかない、何よりも老眼鏡をかけてしか問題が読めないし、時間が経つにつれ、字もぼやけてきた・・・まるで夏休みの宿題を頑張っている学生のような毎日でした。

 

ところが「スクーリング」といって土・日曜日の2日間だけ、どうしても専門学校で授業を受けなければならないという時間があるのです。教材・ノートや筆記用具を持って名前をつけたエプロンも用意し、いざ実習へ。乳児の成長過程の勉強、人形を使っての沐浴実習、ミルクの授乳・おむつ交換の練習、手作りおもちゃの作成、絵本の読み聞かせ等々、参加者14名が2グループに分かれ全員が行いました。

 

多分私が一番年上のような?元幼稚園教諭・子育て中の主婦・介護職員等々の皆様と一緒に、専門学生の一人として2日間通いました。全員が初対面ですが、授業を受けるうちに仲良くなって、みんなで記念撮影も。最後に試験問題があり、必死で鉛筆を走らせ回答を出し、無事にスクーリングが終わりました。夏休みの宿題を終えた達成感でいっぱいです。